アコーディオンとバスクラリネットというのはかなり危うい編成ですが、ジャケットにそそられて購入。ECMのものはレコ評もすくないし、商品内容についてどこでどう知ればよいのかがわからないことを最初は不便に感じていましたが、それも含めてレーベルイメージと、最近では地雷を踏むつもりでCDを買うことにしています。今回の「in cerca di cibo」とは辞書を引くと「食物調査」。どういう意味なんですかね。早速聞いてみると、いいです。どういうわけかバスクラのメロディがイタリアの田舎を連想させ、ニューシネマ・パラダイスのワンシーンを思い出してしまいました。あの映画が持っていた良さって、何だったのかなぁとしばし考え、失われた父性だったのではと思ったりしました。そこに行くと何故か安心できる場所って、いくつになってもいいものです。このCDの1曲目はいきなりそれが飛び出します。ちょっと物悲しくて安心できるもの。そういえばウチのオヤジ、晩年は一緒に酒を飲みにいって、よく椅子から落っこちていたなぁ、なんてね。Trovesiのオクテットのものを買ってみたのですが、そちらはもっと実験的で、こんなによくはありませんでした。