ロックのアルバムは売れないという定説を打ち破り、当時四万枚のセールスを記録したこのセカンドアルバム。
しかし。
ファーストよりも垢抜けたサウンドになった反面、一曲目の"Dooms day"から肩透かしをくらってしまう。地球最後の日を唄った曲の割には全体的にジョージ紫のハモンド以外演奏がパンチ不足で城間正男の不安定で繊細な歌声がそれを助長させている。2曲目と3曲目もいまひとつ盛り上がりに欠けていて、後のこのバンドの綻びの複線のようで悲しくなる。
しかし、5曲目の"On wings of love"の透明感や、汚れゆく沖縄の海を嘆く、自然破壊への問題提起である"Mother Nature's plight"の重みと美しくも物悲しいノスタルジー、琉球音階を織り交ぜた"Take you for a ride"のキャッチーさ、そして紫の凱旋曲あるいはロックアンセムというべき"Just a rock'n roll band"は一聴の価値があるので星4つ。
後、ボーナストラックではシングル版の"Do what you want"が収録されているのもありがたい。
アルバム版と違ってゆったりとエキゾチックな色合いになっているから聞き比べてみると楽しさが増す。