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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
平均点,
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レビュー対象商品: I'm sorry,mama. (単行本)
桐野氏の作品としては、平均的なものである。作者には怒られるかもしれないが、一読者としては、登場人物・設定は異なるものの、近年の「残虐記」「グロテスク」と同じような世界観、展開であるように思う。 しかしながら、この毒々しさと、怖いもの見たさでページをめくる感覚は、桐野氏の作品の特徴であり、他の作者にはまねができないものだと思う。そういう意味では期待を裏切られることはないだろう。一方で、「OUT」や「柔らかな頬」に感じた斬新さを感じることはできなかった。未読の方がいたら、むしろこちらをお薦めしたい。
23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
悪意の暴走小説,
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レビュー対象商品: I'm sorry,mama. (単行本)
桐野の近作の傾向からして、ある程度みなさんにも予想が付くと思う。中年から初老にかけての複数の女性の、一人称で語られるアングラ人生。人生にまつわる小ずるい部分、汚い部分がこれでもかと描かれる。しかしこの小説はなんなのだろう。重要かと思われた登場人物があっけなく死んで主人公が交替したり、都合の良い偶然があるかと思っても、その条件をいきあたりばったりな行動によってぶっこわしてみたり…。 性格の破綻している登場人物の一人称意識で語られるので、場面描写も乱暴だ。いわゆるメタ小説・破綻小説ともとれるが…。確かに精神の極北を描くことに成功してはいるが、私たち読者を突き放しすぎではないだろうか。泣けるはずの部分で泣けないし、ハラハラするはずの部分でも淡々と読めてしまう。登場人物が、「笑うのも死ぬのもアタシ、あんたたちは他人」とばかり、読者を突き放している書きぶりなのだ。 オーソドックスに人物を描き込んだり、場面描写を重ねて心情を描ききる才を持つ作家だけに、なんだかとっても…惜しい。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
新しい境地,
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レビュー対象商品: I'm sorry,mama. (単行本)
邪悪の主人公を描きながら、文章はどこか軽やかで、途中から登場する老女たちの描写には笑ってしまいました。 これまでの作品と一味違いますが、面白い。
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