この本はCGに触れたことがない和月先生のみ
CGの先生と一緒にマンツーマン形式で進められていきます。
普通の教本ですと、
初心者が詰まりやすく、CGに慣れてる人にとって当たり前過ぎるためスルーしてしまう内容が
和月先生の疑問&質問によって解決されていく過程が描かれています。
逆に言うと、中級者以上の突っ込んだ質問は一切出てきません。
そのため、慣れた人にとっては物足りなく感じますが、
初心者にとって、混乱しない程度に必要なことだけが厳選し
なおかつ、他の教本ではわからないことが書いてあります。
これができるのは内容も含めて、イチから企画された本だからだと思います。
大抵のCG教本は
教えることを職業にしていない人が、
“これくらいならわかるだろう”と見込んで書いた手順です。
いうなれば、初心者がどこで詰まるかわからない(忘れてしまった)人が書いてます。
ですが、この本での和月先生は自然とその初心者部分に詰まってるので
初心者が共感し解決の糸口を見つけるまで共感しながら読めるのです。
それに加え、和月先生の絵柄もシンプルで認知度が高いため、
初心者からみても和月先生が何をしたいのか、
何を持ってして疑問に思ってるのかがものすごくわかりやすいです。
CGの先生も表現にかかわるものに関しての疑問・質問に対しては、
幾通りかのやり方を提示していくので
どんなツールを選んでいけばいいのか、初心者も一緒になって考えながら読めます。
和月先生の参加には賛否両論かもしれませんが、
私は初心者向けの足がかりとしては、これ以上ないくらいにすごく良い人選だと思いました。
他の先生は
「和月先生の絵柄では出ないタイプの問題解決方法」
「発展系の作業方法」
「イラスタを自分なりにカスタマイズするための必要な考え方」
と章だてて考えると考えやすいかもしれません。
この辺は、よくある「わかる人が書いたCG講座」ですが
和月先生の章で基礎の理解をしてから読むと
他の講座本がいままでより読みやすく感じたり、
理解できなかったことができたりすると思います。
評価は5と言いたいところですが、4で。
理由は、学んでいくための順番まで構成され内容もいい本なのに
売り・章ごとの導入文句がかっこよく見せることに注力されてるため
この章(作家)から何が学べるのかという見出し的な要点が押さえられてません。
また、帯や各所の売り文句を見ても、
「和月先生が参加してるからすごい!」
という売り込み方をされてるので、実際に買ってみてどうすごいのかがという意味で脳内ギャップのあった人はすごい裏切られた感の強い本になるかと(^^;
一見すると、ただの寄せ集め的な作家コレクション本ですし。
そのため、本当のよさを見逃す人が多いんじゃないかと思うと残念でなりません。