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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
リヒテルー協奏曲集にみる絢爛、豪華な陣容,
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レビュー対象商品: Icon: Sviatoslav Richter (CD)
14枚の構成は、ピアノソロ、協奏曲、ヴァイオリン・ソナタ等からなるスーパー廉価盤集。ソロ曲はいずれもリヒテル十八番で定評あるもの。以下では協奏曲集を中心にコメント。 ここまで絢爛にして豪華、聞き比べができる第一級のピアノ協奏曲集はちょっと考えられない。バックを務める指揮者群の顔ぶれは、カルロス・クライバーはじめ、ムーティ、カラヤン、マゼール、マタチッチである。とくにリヒテルvsマタチッチの共演は特異の名演。リヒテルのハンマーのような屈強さ、マタチッチの無骨といった表面的な印象を超えて、迫力満点のグリーグでは思わぬ抒情性にはっと心がぐらつく。その一方、たっぷりの哀愁のシューマンの底にはとぐろを巻く強い情念が疼く。しかし、こうした意表を衝くスリリングさの先に、どちらも、とびっきりに、こころを籠めた真の「音楽」を感じる。多くのヴァイオリン・ソナタはいずれも若き天才といわれたオレグ・カガン(1990年43才で逝去)との共演。リヒテル・ファミリーといわれた2人の演奏の呼吸は見事にぴたりと合っている。文句なく推薦します。 <収録情報> 【CD1】ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番、第7番(1976年)、第17番ニ短調(1961年)、アンダンテ・ファヴォリ(1977年) 【CD2】シューベルト:ピアノ・ソナタイ長調D.664、幻想曲ハ長調D.760「さすらい人」(バドゥラ-スコダ編、1963年)、シューマン:幻想曲ハ長調Op.17(1961年) 【CD3】シューマン:蝶々Op.2、ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22、ウィーンの謝肉祭の道化Op.26(1962年) 【CD4】ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」、※(1976年)、シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667「ます」ボロディン四重奏団、ゲオルグ・ヘルトナーゲル(コントラバス、1980年) 【CD5】モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタニ長調K.306、同変ロ長調K.378、同変ロ長調K.372、アンダンテとアレグレットハ長調K.404/385d、※(1974年) 【CD6〜7】ヘンデル:クラヴィーア組曲第2番、第3番、第5番、第8番、第9番、第12番、第14番、第16番(1979年) 【CD8】ブラームス:マゲローネのロマンスOp.33(全15曲)、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン、1970年) 【CD9】モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482(1979年)、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37(1977年)、ムーティ(指揮)フィルハーモニー 【CD10】ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調Op.56、オイストラフ(ヴァイオリン)、ロストロポーヴィチ(チェロ)、カラヤン(指揮)ベルリン・フィル(1969年)、 ・同:ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23、※(1976年) 【CD11】ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83、マゼール(指揮)パリ管弦楽団(1969年)、モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタト長調K.379、※(1974年) 【CD12】ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調Op.33、クライバー(指揮)バイエルン国立管弦楽団(1976年)、バルトーク:ピアノ協奏曲第2番Sz.83、マゼール(指揮)パリ管弦楽団(1969年) 【CD13】グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16、シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54、マタチッチ(指揮)モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団(1974年) 【CD14】プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第5番ト長調Op.55、マゼール(指揮)ロンドン交響楽団(1970年)、ベルク:室内協奏曲※、ユーリ・ニコライエフスキー(指揮)モスクワ音楽院器楽アンサンブル(1977年) ※はすべてオレグ・カガン(ヴァイオリン)
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
リヒテルの名演の集大成,
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レビュー対象商品: Icon: Sviatoslav Richter (CD)
私見だが、リヒテルは実は小品でこそその実力を味わえる。ソリストのイメージも強いが、室内楽での共演の素晴らしさには、本来のヴィルトゥオージティーを感じる。コントロールされた弱音の息を呑む美しさや、大胆だが大仰ではないデュナーミクが曲の本質をすくい取る。そうした名演がこのボックスには溢れている。決して天才的ではないが、真摯に音楽に向き合っていることが伝わる、デリカシーのある落ち着いた演奏だ。リヒテルは、自分のやりたいことがわかっている。自分の音楽を奏でられる数少ないピアニストだ。世に「巨匠」と言われる人は多いが、こういう音楽家というのは実はそういない。リヒテルも様々な「伝説」に彩られたピアニストだが、虚心なく演奏を聴けばそれがほとんど虚像であることが実感できる。 多彩だが厳選収録されたレパートリーからもリヒテルの音楽というものが伺える。そのいずれもが名演で、ヘンデルやベルクなど新たな驚きもある。ディースカウとのブラームスという貴重な録音もある。装丁はコストパフォーマンス重視の最低限の作りだが、音楽が目的なら充実この上ないセットだろう。
23 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ロシアのクラシックといったら,
By ベルリンフィルのファン "名演大好き" (東京都足立区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Icon: Sviatoslav Richter (CD)
小さい頃から、バイオリンなどを習わされ、徹底的に、クラシックの音楽教育を叩き込まれた私にとっていつも、憧れはドイツの交響楽団、室内楽なら、イ・ムジチだった。 バイオリンの先生と親の影響があって、尊敬するバイオリニストはオーイストラッフだった。 オーイストラッフとの兼ね合いで、リヒテル、ロストロポービチ、ムラビンスキーなどを聴くようになった。 そんなわけで、私のロシアのクラシックはこの4人と、ホロヴィッツくらいなので、このレビューは、 あまり参考にならないかもしれません。 リヒテルのピアノというのは、とても芸術的で、他の追随を許さない。アルゲリッチなども良いという 人が多いが、私にとっては、格が違う。迫力があって、女流のピアニストには、まねが出来ない。 楽譜に書いてあるものだけでなく、スコアを超えていくものがある。 個性が強いので、拒否反応がある人もいるかもしれない。 個人的な意見ではありますが、この内容で、この値段なら、是非、聴いて見てもらいたい。 他にも、ロシアには、ビシュコフ、ゲルギエフといった人達が、最近では活躍しているようですが、 私は、この4人の時代から離れられないし、聴いてみたいともあまり思いません。 それ程、すばらしい。
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