シラバスに基づくテキスト構成でストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系という「分野」に分けられ、
さらに、分野ごとに「大分類」、「中分類」とに分けられており、自分がいま何を勉強しているかが常に把握できます。
(シラバス:情報処理技術者試験における知識・技能の細目。情報処理推進機構のHPにPDFがあります。)
「大分類」=1章の全9章で、各章ごとに6〜30問程度の章末問題が掲載されています。
内容はシラバスのサンプル問題とFOM出版のオリジナル予想問題で、過去問は掲載されていません。
解答・解説は別冊になっています。
用語の説明は図やフローチャートを使って、詳しく丁寧に書かれており初学者にも分かりやすいです。
また、欄外には参考という形で、本文で扱っていない関連用語などを簡潔にまとめています。
他書よりも網羅性が高いため用語辞典としても使えると思います。(巻末に索引があります。)
対策テキストとしては良書ですが、網羅性が高い上、丁寧に書かれているのでボリュームがあります。(約360ページ)
私は1日約1時間程度で読み進めていきましたが、1周するだけで2週間弱かかりました…。
網羅性が高いとは言っても、計算問題、応用問題など対応しきれない部分もあったので、
万全を期す、という意味で過去問などの問題集も一緒に買ってアウトプットの訓練もしたほうが良いかと思います。
個人的には、初学者の方に特におすすめします。
【参考】過去問&本試験の結果(いずれも初回の点数)と勉強内容
※問題が100問で1000点満点方式。合格ラインは6割。
また、実際に受験した回以外は正答数を記載しています。
FOM対策テキスト1周→H22秋:81問、H22春:78問→テキスト2周目(さらっと)
→H23春:760点(実際に受験した回)、H21秋:74問
→あまりにも本試験(H23春)がひどかったので過去問を間違った問題のみ復習→H21春:91問
テキストを1周したら、その後はアウトプット中心の勉強の方が圧倒的に効率が良いみたいですね…。
後は、同じ分野で何度も間違えるようであればテキストに戻る、という勉強スタイルが良さそうです。
【追記】2011/9/6
切削部長様のレビューを拝見して考え直した結果、★5から★4に評価を下げました。
私は会計に関するところは読まなかったのですが、実際に見てみたら確かに説明が微妙です。
大変失礼ながら著者の方々は会計・税法に関する知識があまりないのでしょうね。
切削部長様のレビューが気になる方は別の参考書を買ったほうが良いのかも…。
私はアウトプット中心の勉強をしてたのであまり気にならなかったのですが。
※以下駄文。レビューではありません。暇な人は読んでみても良いかもしれません。
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【切削部長様のレビューの補足(本書の誤表記について)】
余計なお世話なのは百も承知ですが…。気になったので書きます。
[本書P.53]税制改正により平成19年4月1日以降の設備取得に対しては残存価格1円まで、について
誤:残存価額1円まで→正:備忘価額1円まで(切削部長様ではなく本書が<残存価額>と表記してます)
残存価額=耐用年数経過時における(予想の)資産価値(←大体こんな意味)
また、平成19年3月31日以前に取得したものは<取得価額の95%まで償却済みのものについて><平成19年4月1日以降に>
備忘価額1円まで<5年間で均等>償却できるが正確な表現です。
1.残存価額まで償却 2.(1の後)95%まで償却 3.(2の後)平成19年4月1日以降に、という段階があります。
[本書P.53]改定償却について
誤:未償却残高×耐用年数に応ずる改定償却率−1円→正:改定取得原価×改定償却率
※ただし、耐用年数経過年度については1円まで償却
未償却残高という表現は必ずしも間違っていません。ただし、会計上・税務上は改定取得原価と表記するのが通常です。
正確には(改定償却率を使用する年度の)税務上の期首簿価を改定取得原価とします。
切削部長様が仰る通りどちらもITパスポートではまず出ないでしょうね。