内容紹介
[特集1]
エンタープライズでクラウドを使う時代がやがて来る
クラウド時代への備え
その技術的核心は何か? ユーザー企業にもたらすメリットは? アーキテクトは何をどう準備すべきか?
スケーラブルなインフラを、インターネットを介して安価に提供するクラウド・コンピューティング。増大するITコストの削減に向けたソリューションとして、昨今高い注目を集めている。現在はまだ“幼年期”にあり、多くの課題を抱えているものの、いずれはそれらの課題が克服され、企業での本格利用が始まることだろう。本特集では、来るべき“クラウド時代”への備えとして、クラウド・コンピューティングの技術的な特性や、クラウドが企業にもたらすメリット、そしてクラウドの導入に向けてアーキテクトが準備すべきことなどについて考察する。
[特集2]
ビジネス/技術の変化を踏まえて、既存IT資産をどう活用するか
企業システム再利用への挑戦
損害保険ジャパンの10余年にわたる取り組みに学ぶ、“守るべき資産”の選び方、再利用を促進するアーキテクチャの作り方、再利用を統制/推進する体制の築き方
システム開発の世界における長年の課題である「再利用」。その効用としては、ITコストの削減や開発スピードの向上、品質確保などが挙げられる。ただし、この再利用の仕組みをシステムのアーキテクチャに取り込み、継続的に効果を出していくためには、いくつもの課題を克服しなければならない。これに長年にわたって取り組んでいるのが、損害保険大手の損害保険ジャパンである。同社では、段階的に再利用の仕組みを整備し、オンライン系のシステム全般で活用している。事業の核となるIT資産を再利用し、システム、ひいてはビジネスの俊敏性を高めることに成功しているのだ。本特集では、損保ジャパンのオンライン・システム基盤を長年にわたって設計/保守してきたアーキテクトが、同社が築き上げた再利用のためのアーキテクチャについて解説する。また併せて、そのアーキテクチャを浸透させるために同社が実施してきた取り組みも紹介する。
[特集3]
安全なWebシステムが企業のビジネス・チャンスを広げる!
再点検! Webシステムの脆弱性対策
架空事例で再確認する、システムの計画から設計/開発、構築、運用フェーズで実施すべき主な施策とアーキテクトの役割
社会へのインターネットの浸透に伴い、今日のWebシステムは“企業の顔”として情報を提供するのみならず、ビジネス・チャネルとしても非常に大きな役割を果たすようになった。だがその一方で、Webシステムを舞台とする情報漏洩などの事件/事故も多数発生している。本特集では、架空の企業で起きた情報漏洩事件を題材にして、Webシステムの計画から運用までのフェーズでセキュリティ/脆弱性対策の観点からやるべきこととや留意すべきこと、そしてアーキテクトらの役割を再確認する。
[特別企画]
「工事進行基準」が始まる!
もう準備は万端? アーキテクトは契約形態や、見積もり/進捗管理手法を再確認すべし