流行のテーマの2大特集、「クラウド・コンピューティング」と
「サーバ仮想化ロードマップ」に多いに期待した今号でした。
結果、「クラウド・コンピューティング」は、その定義も中身も
流動的なことと、概念的な説明がマッチすることもあってか、特集の
コンパクトさ、分量、キーワードなど、雑誌の特集記事としては、まあ、
こんなものかな、と思います。この分野の勉強の指針にもなる有効な内容。
これを読むと、今まさに、ICTシステムの大転換点で、引き金となったのは
やはりここでもグーグル。もはや、OSや機種依存でアプリをシコシコ開発
する時代は終焉しつつあることを、強烈に印象づけられます。
一方の、「サーバ仮想化ロードマップ」。
ちまたには、無料お試しソフトもあって、PCで試すこともできますし、
仮想化流行で、雑誌や書籍では、マニュアルレベルの情報は巷にあふれて
います。なので、「全体最適」目線から、いちいち、細かな製品の細部に
分け入って、迷子になることなく、技術概要、製品分類、要件、設計、
目指すアーキテクチャへのステップアプローチを、コンパクトに整理した
本記事は、分量も内容も、まあ、こんなものかな、という感じです。
ただ、仮想化に関しては、他の企画を削ってでも、もっと記事分量を
増やして紙面を割いてほしかった。連載記事ではないので、次に続く
こともなく、かなり、中途半端です。
なお、別の特集で、ビジネスセンスを養うための20冊、という書籍
ガイドが、著名なアーキテクトのインタビューと一緒に紹介されて
いますが、これは役にたちます。