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IN [単行本]

桐野 夏生
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

小説は悪魔ですか。それとも、作家が悪魔ですか?
かつて小説家の緑川未来男は、
愛人の存在に嫉妬した妻の狂乱を
『無垢人』という小説で赤裸々に書いた。
そして今、小説家の鈴木タマキは、
己自身の恋愛の狂乱と抹殺を
『淫』という小説に書こうとしていた。
『無垢人』と『淫』を繋ぐ、「○子」とは誰か?
やがて「○子」は、書く人と書かれた人と書かれなかった人々の蠢く
小説の此岸の涯へ、タマキを誘っていく。

内容(「BOOK」データベースより)

彼は、小説に命を懸ける、と何度も言った。小説は悪魔ですか。それとも、作家が悪魔ですか?恋愛の「抹殺」を書く小説家の荒涼たる魂の遍路。

登録情報

  • 単行本: 336ページ
  • 出版社: 集英社 (2009/5/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087712982
  • ISBN-13: 978-4087712988
  • 発売日: 2009/5/26
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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39 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「OUT」に対して「IN」とは何ぞや?と期待して読んだものの、がっかりでした。
「東京島」のがっかりとまた違いますが、何がいいたいのかさっぱりわかりません。
「OUT」は気持ち悪くなりながらも先へ先へと読み進め、桐野夏生はすごいと感動しましたが、これはどう評価していいのか・・・???
好きな作家なので期待も大きい分がっかりも大きいです。

評価の高い方は読み取る力がある方なのでしょう。
何度も読めばわかってくるかも知れませんが、何度も読みたい作品ではありません。
このレビューは参考になりましたか?
27 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By みたか VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
 桐野夏生の小説には、読むとすぐにそれとわかるモデル事件が存在する。
『OUT』の井の頭公園バラバラ死体遺棄事件、『グロテスク』の東電OL殺人事件、『東京島』のアナタハン事件。
 そして本作は、島尾敏雄夫妻と敏雄の作品『死の棘』、業界では誰もが知っていた作者自身のダブル不倫事件がモデルとなっている。

 現実に題材を取る作家ではあるものの、しかし桐野は現実に取材する作家ではない。
 本作の感想に、作家の取材方法がわかって面白かったと表現しているものを散見するが、桐野自身はこの手のインタビュー取材を行ってはいないのだ。島尾敏雄とミホ夫妻に対する子供側からの冷ややかな視線は、島尾伸三本人が、すでに赤裸々に綴っているところであり、桐野はそれを読んだだけであることは明らかである。
 つまり、物語の後半、劇的に真相が明かされていく過程は、娯楽小説としてのスタイルであり、桐野の創作なのだ。もちろん、彼女の不倫相手も死んではいない。
 娯楽としてのサービスが充分であり、巧いとも言えるが、甘いともいえる。

 良くも悪くも、本作は『OUT』の裏面、対になる作品であり、『OUT』が最終局面で甘く緩い方角に流れたように、また作者のデビュー作の特徴である、「主人公だけに、とっておきの秘密をべらべらと喋る初対面の相手」という女性ミステリ作家にありがちな大きな欠点も抱えており、その欠点の分量込みで、桐野の出世作『OUT』の完全な再現となっている。
(事情を知らない方が本作を『OUT』と無関係と断じているが、桐野は不倫相手と『OUT』を作ったのであり、その創作に至る道筋が本作には書かれている。)

 小説家が小説家を主人公にした小説は非常に多く、その大部分が作者の狭い世界の狭さを見せられているようで興ざめなものだが、本作は、その狭さをすさまじい深さで補い、充分に必然性のある激しい作品を作出している。

 本作は、桐野の最高傑作には絶対にならないが、次へのステップとして大きな意味がある重要な作品であることははっきりしており、読むべき一冊であることは明らかだ。
このレビューは参考になりましたか?
29 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
内輪受け? 2009/7/24
形式:単行本
私はこの作品、どうもよく分かりませんでした。
なので他の方の評価が高くて驚いています。

主人公タマキの実生活と、
緑川未来男の自伝的小説「無垢人」の世界が、
うまく上手く交わってはいたと思います。
謎の「○子」とは誰なのかという、
謎解きの点でもラストまで興味を抱かせてくれました。
ただ読み終えてみると、
前半の○子候補の回想は何だったんだろうと思ってしまいました。
エピソードとしては面白かったですが、
あの長さは必要なかったです。
そのせいでダークな世界が少し明るくなってしまったような気がします。

結論として、
作家と編集者という独特の世界が分からない私がのめり込むには、
少し厳しかったということです。
この世界に詳しい方には、もっとおもしろさを見いだせるのかもしれません。
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よくわからない
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投稿日: 7か月前 投稿者: 山城 花織 
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投稿日: 23か月前 投稿者: まっさん。
だんだんと・・・
この作者の本は全て読んできました。
ファンだったのだけど、ここ最近出す本をどうしても面白いと思えない。... 続きを読む
投稿日: 2010/5/12 投稿者: akino
ターニングポイントである作品、に同意
「恋愛の抹殺」という言葉にひかれて手にとった。男女間の執心も愛憎も死によって消えもしなければ浄化もされない、ということを教えてくれた本。... 続きを読む
投稿日: 2010/3/10 投稿者: miu_2001
三つの世界のリンク具合
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投稿日: 2009/12/16 投稿者: yoshizo
作家という生き方への覚悟
 主人公のタマキの小説とは何か、作家とは何かという真摯な自問自答の叫びは、... 続きを読む
投稿日: 2009/10/16 投稿者: Rinko
「○子」、は誰なのか。
桐野夏生ファンである。
追っかけて、追い続けてここまで来た。

「OUT」は外側に拡散していくような... 続きを読む
投稿日: 2009/10/7 投稿者: king062930
物足りなかったです!
桐野 夏生作品は、ほぼ読んでいてOUTもかなり面白かったので期待していました。... 続きを読む
投稿日: 2009/10/6 投稿者: sayuri51
妙なドキドキ感
主人公のタマキが、「OUT」を誤魔化したものとしか思えないような作品を過去に書いていたり、別れた不倫相手の担当編集者について、妙に生々しい貶すような描写ばかりだっ... 続きを読む
投稿日: 2009/10/5 投稿者: mix juice
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