タイトルに「利益激変」とあるが、
特に景気動向によって
その「振幅」には非常に幅があるものだ、
というのが読後の感想である。
例えば、
好景気の時は、のれんの非償却、減損の戻入、持ち合い株や投資不動産の評価益→全て増益要因
不景気の時は、のれんの減損、減損損失計上、持ち合い株や投資不動産の評価損→全て減益要因
といった具合にだ。
日本の上場企業は、IFRS導入後、景気動向による影響を
「本業」のみならず、上記の「投資」にまで利益インパクトがあることを肝に銘じなければならない。
不景気の際は、まさにダブルパンチである。
最後に、本書は教科書的なものでなく、
数多くのフランス事例等を基に解説がなされており、
IFRS入門書として最適である。