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60 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
あくまでも一つのICO,
By nk-auru (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ICO -霧の城- (単行本)
率直に感想を言うなら、面白いです。特に、細かい背景の描写が非常に上手く、原作のゲームをやったことのない人でも、城の風景が頭に浮かんでくるのではないでしょうか?話の流れもよく、登場人物の心理描写もよく読み取れます。しかし、これはあくまでも宮部みゆきさんのなかのICOの物語です。もともと、原作のICOは深くを語らず、プレイヤーの想像に任せる部分の多いものでした。そのため、ゲームの方を経験している人はそれぞれ自分が思い描いたICOがあるはずです。なので、内容が腑に落ちず、首をかしげる人がいると思います。自分がそうですから。 上にも書いたように、これはあくまでも宮部さんの中の一つのICOの物語です。だから、ゲームのほうをやったことのある人はこういう捉え方もあるのだと、そう思いながら読むことをお勧めします。そうすれば、非常に面白い小説です。 そして、原作をやったことのない人が。この小説を読んで原作のほうに興味を抱いていただいたら非常にうれしいです。ICOは巷にあふれているゲームとは明らかに違います。これを期に、普段ゲームをしないひとも、ICOに触れてみてはいかがでしょうか。
34 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
宮部みゆきのICO,
By あい - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ICO -霧の城- (単行本)
こちらはゲームのノベライズ版と書いてありますが、あとがきで宮部さん自身が言うようにこれは宮部さんが個人的に感じとったICOを文章にしたもののようです。だからこそ、レビューで酷評されるかたが多いわけですが、ゲームをプレイした事のない私にはとてもおもしろい、宮部さんらしい小説だと思いました。この小説を読んでゲームをプレイしたくなりました。ゲームをプレイした方は、これはあくまでも宮部みゆきという一人の人間が感じ取ったICOでり、自分の感じ取ったICOとは全く違うのだということを頭においておけば抵抗なく読めるのではないでしょうか。
124 人中、113人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
まって! 読む前に...。,
By メガネット (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ICO -霧の城- (単行本)
PS2のゲームを小説化した本作。表現や話の進め方は、「さすが宮部氏」との賞賛に価します。 しかし、原作ゲームが持っている大きな魅力を宮部氏は挿げ替えてしまっており、非常に残念な本です。 原作ゲームでは、少年は自分でもはっきりとした理由の解らぬまま、城で出会った少女を守りたいと思い始め、いつしか目的となります。 「少年」は「少女」に恋焦がれるもの。この白く光る不思議な少女が、理屈だけではなく、本性で慕うもの、少年の“偶像(ICON)”になったからこそ、この話のタイトルは「ICO」なのです。 しかし宮部氏のこの作品は、少年が最初から「村に帰る」と決意しており、「女王を倒す!」と述べます。この本ではそれが目的であり、まるでありきたりの冒険活劇になってしまいました。少女の存在意義は、理路整然と述べられた理屈においてのつなぎでしかないのです。 冒険モノと見れば、それはそれで面白いのです。ゲームで謎だった部分も見事な想像で繋げており、その面で見ればこれは立派なエンターテイメントになっています。 ゲームのジャケットと同じ表紙を使っていますが、上記で述べた根幹の部分において、この本は原作とかなり違ったものとなっております。読むのであれば、是非、ゲームを体験されてからをお薦めいたします。ゲームを普段されない方たちにも、非常に評判の良いゲームですので。そのストーリー世界と、実際の画像の綺麗さに驚かれることと思います。
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