AIを研究する、あるいは応用するという立場からは、各短編で取り上げられているトピックはそれぞれ非常に興味深い。もっとも、人間の話し言葉は理解できるが、発声ができないロボットが出てくるのはご愛嬌である。今使われているパソコンには文章を話させることができるが、命令を音声で理解させることは容易ではない。こういった1950年代の技術に対する見通しと2001年の現状が大きく違った例もある。
危険な場所で作業しなければならないロボットが、その危険区域のまわりでぐるぐる回り続けている。いかに対処すべきか…。このような現象は、ロボットの実験室やAIのプログラムの中でしばしば発生する性質のものであるし、それを解決する手段を考えることが新たな発明や発見につながることも多い。
子どもとAIが言い争いを始めました。あなたはどうしますか?(兼町 隆) --このテキストは、 学校 版に関連付けられています。
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本書に登場する博士はロボット工学の黎明期である1982年に生まれ、人生をロボットの研究に捧げるという設定になっています。残念ながら実際にはこの本に出てくるようなロボットは21世紀を目前に控えた今も開発されていません。今22世紀を精確に予想するSFは書かれているのだろうか、などと色々と考えさせられる楽しい作品です。
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