洋販ラダーシリーズのLevel 2(1,300語レベル)
語数 5,940 YL 2.7
近代日本文学において、数々の傑作を世に送り出した明治時代の
文豪、夏目漱石の処女作ともいえる『吾輩は猫である』の一部を、
語彙制限をかけた英語で書いたものである。
「吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当
がつかぬ。」という書き出しはあまりにも有名である。
名も無い猫「吾輩」が、教師の家で住むことになり、猫ながら常
に冷静で頭脳明晰で状況を読み取りながら、風刺も込めながら
語っていく形式をとっている。お馴染みの車屋の黒や、三毛子も
登場する。飼い主の教師等の登場人物への描写の原書の素晴らし
さも感じることができ、読んでいて面白い。
名作はやはり、英語で読んでも面白いと感じる。原書では、現代
日本語とは違いがある当時の日本語で書かれているので読みにくく
感じる方も、内容を知っていてある程度の読解力があれば、シン
プルに書かれている本書の方が、かえって読みやすく感じるかも
しれない。言わずと知れた日本の近代文学の傑作を英語でどうぞ。