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28 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
世界の終わりは意外とこんなお話,
By
レビュー対象商品: Hurtbreak Wonderland (CD)
このアルバム聴いてたら。天才なんじゃないかと思った。 エイフェックス・ツインのような高速ブレイク・ビーツ シガーロスのような壮大なストリングス アルバムの中で大きなストーリーがあって、 そのストーリーには章分けをしているんだけど、 それぞれの章を破壊して、構築して、また破壊をして つくりあげたような雰囲気。 特に「birthday resistance / 誕生日抵抗日」は傑作 このアルバムをCDトレイに入れたとき 一つの映画が始まります。 それは悪い夢を見ているかのような儚いお話。 世界の終わりは意外とこんなお話かもしれないです。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
『こころ』はざわめくもの。,
By
レビュー対象商品: Hurtbreak Wonderland (CD)
これが、...これが、world's end girlfriend の曲なんですね。 すごい曲を作るんですね。 癒しの曲に癒されないという経験はありませんか? たしかに、「ほっ」とできるんだけど...これ、なにかちがうぞ... と思うことはありませんか? 聴く人の感情は、「ほっ」とし続けられないのです。 「ほっ」として、落ち着いていられて、静かな気持ちを味わっていても... ほんの小さな物音で...感情は乱れます。 聴いているうちに、ほんの少しだけ、昔のことを思い出しても... 感情はかき乱されます。 そんな感情はおかまいなしに、 癒しの音楽は、「ほっ」としている状態 を聴かせ続けることがあります。 ちょっと疲れます。 感情は、「ほっ」とし続けるのはたいへんなんです。 感情は、動き続けているんです。 ...これは、癒し系の音楽だけではなくて、 同じ感情を聴かせ続ける曲は、すべて同じですね。 このアルバムの曲は、 ベースになっている落ち着いた美しいメロディに、 電子音を割り込ませてきます、 雑音をからませてきます、 かすれたメロディーを主旋律にかぶせてきます。 これが、『こころ』を「ざわつかせて」くれます。 たぶん、...これが ほんとうの『こころ』の動き。 そんな曲を連ねて、物語を綴っていきます。
42 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
物語の扉が開く,
By 馬子十二 (ここではないどこか) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Hurtbreak Wonderland (CD)
前作よりもピアノやストリングス、ハープなどのやわらかい生音が多用され、叙情的でどこかしら懐かしくもあるメロディーが奏でられる。 そのせいか、前作『The Lie Lay Land』が幾分か攻撃的な感触だったのに対し、 本作はより穏やかで、優しい表情がうかがえる。 もちろん、彼の特色であるエイフェックス・ツインばりのノイジーなビートが激しく刻まれることもあるのだが、 ここでは打ち込みのビートや電子音は生音に寄り添うように、背景に埋もれていくようなことが多い。 何より特筆すべきは、各楽曲とも今までにないほど物語性を換気させてくれる点にある。 穏やかな風が心地よい草原、何とも判別のつかない小動物達がひそめく森の中、透きとおる水を湛えた湖、そして誰もいないはずの木造の小屋…… 大自然の中人の息づく気配、やがて訪れる嵐、そして静かに終わりを迎える朝…… 聴く人によって様々な物語が頭の中で紡がれるだろう。 そういったすべてを許容する慈愛に満ちた音楽として、本作は傑作だと思う。
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