68年発表の7作目。この時期のフォーク系のアーティストの流行だったのか、本作は中近東やインド周辺の音楽の影響が見られる。(ドノヴァンは実際にインドに渡っており、その時にビートルズとも交友したことは有名) とは言ってもこの作品にフォークっぽさはあまりなく、フォーク・ロックやジャズ、中世音楽、サイケ・ポップなどドノヴァンの幅広い音楽性がうまく調合された仕上がりになっていて、結構聞きやすい。1.と5.にZEPのジミー・ペイジ、ジョン・ボーナム、ジョン・ポール・ジョーンズが参加しており、同時にジョン・ポール・ジョーンズがアレンジをしている作品で、全米チャート20位という健闘を見せた話題作である。1.は全米5位までヒットした曲で、アラン・ホールズワースも参加しているらしい。2.はインド音楽をベースにした曲であり、ジョージ・ハリスンに近い感触を持った曲。4.はアップ・テンポなオールド・スタイルのスタンダードっぽい曲。楽しい雰囲気に心が躍るなかなか良い曲。6.はコロコロしたピアノと木管、金管、弦が可愛らしく響く佳曲。アル・スチュワートとはまた違った美しい中世音楽を聞かせている。7.も童謡のように可愛らしい曲。8.はソフト・ロック的なメロディを聞かせる佳曲であり、アレンジの素晴しさが光る。