登録情報
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| 1. Changes (1999 Digital Remaster) |
| 2. Oh! You Pretty Things (1999 Digital Remaster) |
| 3. Eight Line Poem (1999 Digital Remaster) |
| 4. Life On Mars? (1999 Digital Remaster) |
| 5. Kooks (1999 Digital Remaster) |
| 6. Quicksand (1999 Digital Remaster) |
| 7. Fill Your Heart (1999 Digital Remaster) |
| 8. Andy Warhol (1999 Digital Remaster) |
| 9. Song For Bob Dylan (1999 Digital Remaster) |
| 10. Queen Bitch (1999 Digital Remaster) |
| 11. The Bewlay Brothers (1999 Digital Remaster) |
『Life on Mars』で語られている大まかなストーリーは次の通りだ。家庭に居場所がない少女が仕方無く映画館に行くが、彼女にとって「映画というもの」は全く退屈でどうにも視線をスクリーンに集中できない(彼女は他の観客から「focus on = 集中しなさい!」と注意されるが、それを言いやがった奴の「目」に唾でも吐いてやろうか、と思う)。そこで、映画にぼんやりした焦点を合わせながらも、彼女の思考は切れ切れに移ろい、いつしか彼女は、目下彼女の最大の関心事である "Is there life on Mars?" (言うまでもなく「火星には生命体が存在するか?」という意味で、これ以外には訳しようがないっ)という大問題を考えあぐねている…。
ところで誰も指摘していない(と思う)が、『Life on Mars』の歌詞は、明らかに Beatles(つうかJ.レノン)の『A Day in the life』に対するアンサー・ソングなのである。『Life on Mars』の "Is there life on Mars?" は、『A Day in the life』の終わりにいきなり挿入される "I'd love to turn you on" という謎の一行に対応する。レノンの詩では、非常に曖昧ではあるものの、集中力の欠如を特徴とする「ワレワレ世代」の性格的傾向、この傾向を「三無主義 = 無気力・無関心・無責任(だったかナ)」などとして否定的に語ることに対するやんわりとした違和感が唱えられていたのだが、Bowie の詩はこれを一歩進めて、この違和感を「視線の一点集中システム(例えば映画というメディア)に対する根本的な懐疑」へと発展させた、と見るべきだろう。しかもこのような歌詞を『My Way』という「この道一筋!」を賛美する一点集中信奉世代の応援歌と全く同じコード進行に乗せて歌うとは、Bowie という人はあまりにも意地が悪い。
流麗なメロディが光るポップな作品群はアコースティックピアノをメインに構成され、アングラ的な美を唄っている。ウォーホルやディラン、ゲイ文化などN.Y.カルチャーの匂い漂うアルバム。
私個人も6曲目の「流砂」の余りの旋律美に、心を鷲掴みにされたのを思い出す。
ポップで聴き易い作品だと思います。
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