今回のアルバムコンセプトは「もし、自分に子どもがいたらこんなことを伝えたい・・・」と槇原自身がホームページで語っていたように、歌詞に込められた意志は、弱さ・強さを含め、ストレートに聴く者に訴えてくる。しかし、強烈にではなく、じわじわ浸透してくる、温かなメッセージだ。ちょうど、このアルバムジャケットにもあるように、幼い頃、夕方、家路につくとき、家の明かりを見た瞬間ホッとした気分になるような、そんな温かさに満ちている。もちろん、槇原自身のメロディーラインの親しみやすさ、美しさはさらに進化した。歌詞、曲、編曲の3役を自らこなすだけあって、その音づくりのこだわりは、職人技を感じる。これからの冬の寒さに暖かさを与えてもらえる、心地よいアルバム。