どっかの素晴らしいレビュアーがゾンビーズの作品を「岡本信人の盆栽」
ホリーズの事を「全員がエースで4番打者」と例えていたのだが、全く仰る通りである。
ホリーズは3人の声がバカでかくて、おまけにドラム(手数が多い!)とベース(ギターも)の主張も強い!
彼がレビューしていた1963-66はシングルコレクションなのでまさにそういった曲のオンパレードだ。
しかし私なりに付け加えると、ホリーズも良い曲が案外見過ごされているという点で
地味な玄人なのである。言うなら「全員が主張の強い岡本信人」である。
(しかしWould you believe?、シングルだとBus stopの後はベースとドラムが弱くなっちゃったり、
グレアム・ナッシュがいなくなったりしたので私にとっての黄金時代はこのアルバムで終わり)
その「地味な玄人による盆栽」を鑑賞するならこの2枚とIn the holies styleは外せません!
たまに変なコード進行が登場したり(Oriental sadnessなど)、バカでかい3声で不協和音を炸裂させたりと
微妙に時代を先取りしちゃってるんじゃないかって感じの曲が幾つかあります。
So lonleyなんかPet soundsに入ってても違和感無いんじゃないかって思う様な曲だ!
(確かに初期のヒットシングルは外部の人間による作曲の物も多いのだが、
それでもホリーズのアレンジ能力は素晴らしいと思います)
それ以外にもR&Bのカバーなんかも結構カッコイイですよ!他のUKバンドとは一味違うカッコ良さです。
(これはジャズ出身ドラマーの貢献によるものだと思う。恐らくArt blakeyの影響ではないだろうか?)
↑日本に約10人いると思われるボビー・エリオットのファンはA night at birdlandを是非とも聴いて下さい。
しかし良い曲ばっかりという訳ではないので★4です。
※ちなみに作曲者クレジットのRansfoadとはアラン、グレアム、トニーの共作という意味です。
あと、どうでもいいんだがStewballはジョンレノンの「ハッピー・クリスマス」にそっくりだなぁ。