「リファレンス」「逆引きリファレンス」と銘打った技術書には過去の経験からあまりいい印象を持っていないのですが、この本は違いました。
「〜〜したいんだけどどうすればいい?」という疑問に沿う的確なタイトルが項目ごとに割り振られていて、どこを見れば良いかが非常に分かりやすいです。
リファレンス本にありがちな、分かってる人にしか分からないような短い解説と断片的すぎるサンプルコード、ということもなく、中級者以上であればすぐにテストコードに起こして使い方を把握することが出来ると思います。
時間のあるときに最初から順に目を通して理解を深めておく、という使い方もできます。章立ても工夫されており、マッピングの定義からHQL、Criteria、namedQueryなどに進むようになっており、開発の進捗によって段々後ろのページに移っていく感じになっています。
評判を良く聞く割にネット上の情報はそれほど多くなく、情報があっても実際にテストコードを起こせるまでのものはなかなかない、と常日頃感じているのですが、この本はそういった技術情報の隙間をうまく埋めてくれていると思います。
私自身はHibernate初心者だったので、当初この本を読み進めるのはつらいものがありました。
それでもフレームワーク担当者の力を借りつつ実装を通してHibernateへの理解を進めるうち、手放せない本となっています。
欲を言えば、他の参照項目がある場合に章番号が書いてあるので、ページ番号もあると良かったかな?
あと、namedQueryの解説がもっとあると良かったです。