ハロプロのお祭りです。全員集合です。楽しくないわけがない。オープニング、ピンクの短パンとミニスカートでのオールキャスト『Loveマシーン』だけで、もうウキウキニコニコ。そこにあるのは、他のどのアイドルグループよりもハイグレードな、美少女と美脚が咲きほこるお花畑のようなパラダイス。画面に向かって思いっきり心と顔面の筋肉をゆるめることが出来る、最高の癒しの時間が出現する。この粒ぞろいの美少女たちの饗宴というだけで満悦してもよく、☆4つの価値は充分ある。ただ、これだけで終わってもあっけないので、残り一つの☆に込めた無い物ねだりを呟くと…。
メンバーが大きく入れ替わり低年齢化した娘。とスマイレージは、まだまだ未知数。娘。に代わってお姉さんぽく成長してきたのはベリーとキュート。なるほど、ハロプロ全体での世代ローテーションはうまく回ってる。ただ、娘。のリーダー高橋愛に、後藤真希の大駄作『SOME BOYS!TOUCH』を歌わせたのはいただけない。フェロモン全開の後藤でようやく歌いこなした曲であり、童顔タイプの高橋には無理がありすぎる。実はその後藤にすら、場末のストリップを彷彿させるこの曲は、歌って欲しくなかった。うぶそうな高橋なら尚更。個人的には、開かずの間にでも封印して欲しい嫌いな曲。
いちばんメンバーの個性の違いが出てるベリー。とりわけ最近のももちの突出ぶりは誰もが知るところ。嫌味のない良い吹っ切れ方だ。他のメンバーも、それぞれの持ち味で競って自己主張したら凄いグループになるかも。
チームワークのとりやすい人数にスリム化され、息のあったフォーメーションを獲得したキュート。一つの完成形をみた感があるこのチームの鍵は、やはり舞美と愛理。この二人の正当派美少女が、美少女のカラを打ち破り、いい意味での大人の危うさを醸し始めたら、新たなチームの方向性も見えてくるのでは。
70年代から80年代頃のアイドル歌謡でプロデュースされた真野チャン。徐々に大人っぽさを増してくる彼女を見るにつけ、アイドルからもう少しアーティスト的な装いを与えていってあげてはと思う。歌唱はしっかりしてるから、西野カナやBENIみたいな楽曲を持たせたら、何だか凄い化け方をしそうな気がする。
色んな期待や可能性を、パフォーマンスやMCの間にも見てしまう。だから、つけない残り☆一つは、不満の印ではなく、まだこれがMAXじゃないぞという期待値ゆえのもの。実際は、ライブ後半に昆虫の姿を模したコスチュームで全員が登場すると、その可愛さに頭のなかは無数の☆状態。この可憐でセクシーな蝶や蛍たちの舞いは、食い物がある所ならどこでも増殖する虫のように、全国主要都市にがめつい食欲の触手を広げまくっている某アイドルグループチェーンの、無節操なやみくも商法には、むろん期待すべくもない。