ノルウェー産プログレメタルバンド
PAGAN'S MINDの5th。
3rd辺りからはいわゆるパワーメタル的な直情さを絡め、前作ではそれを推し進めつつも両分のバランスがおそろしく卓越され随分聴きやすいサウンドを叩き出した見事な傑作だったが、今作ではその延長線上に沿って更に密度を上げた作風となっている。
前作以上に益々プログレッシヴ度が薄れていってる一方、難解な構成を行わずより現代的にモダンなセンスを生かして近未来とも様式美とも形容出来る浮遊間の高い極上のサウンドをバックにコマーシャル性のある歌メロに比重を置くスタイルはさらに磨き上げられ、ヘヴィさとメロディーの絶妙なバランスで組み立てられる楽曲センス、感極まる音の強化面で派手派手なゴージャスさを出しながらも気持ち良い位に嫌みのない爽快性はまるで心が洗われてしまいそうな程、、、少なくとも質自体は過去最高に取れる。
その点では十分評価出来る分、逆にその強い即効性が全編通しで展開されている故に意外にも飽きが来やすいのが弱点と言えなくもない。
これまでのキャリアを考えると前作共に楽しめるのでそういう意味では非常によく出来ている。