知らない人が本作収録の、特に Turn It Up (このナンバー最高!)
とか、Kliqueのクラシックディスコナンバーのカバー、
Can't Shake This Feeling等を聴くと、てっきり80'sにリリースされた
イタロディスコと勘違いしそうです。
(因みに、Can't Shake This Feeling は、アルバム収録のバージョンより、
Grum Club Mix の方が、全然格好良いです)
女性ボーカルの歌い方と、その声質まで80'sの雰囲気たっぷりで、
最近の音源だとは絶対に思わないハズです。
Valerie関連の音源もチェックしていますが、
ここまで完璧に80'sにタイムスリップの感覚を味わせてくれる作品は
他に無いですね。
しかもアルバム名が、Heartbeats で、ジャケットのデザインも
80'sな雰囲気。
サウンドは、もろ80'sのUSディスコですが、
スコットランド出身で、イギリスのリーズを
拠点に活躍しているUKアーティストです。
デビッド・ボウイのカバーFashion
が収録されていたりするあたり、UKアーティスト
ならではのカバーの選曲と言う部分も有り、
直球USディスコでは無い、どちらかと言うと
80'sのUKニューウエーブ的要素も所々有ります。
しかし、打ち込みのセンスとか脱帽ですよ。。
これは、80'sのイタロディスコ、USエレクトロファンク
の音源を買い漁り、日頃から80'sのみどっぷりとハマって
いないと絶対に造れない作品だと思います。
シンセ、シンセベースの音色選びから、デジタルドラムマシンの
音色と、そのリズムの刻み方やリズムフィルのパターン等、
80'sに流行った打ち込みの手法にとことん拘っている上に
打ち込みの芸が、この路線の他のアーティストと比べ
色々と細かい。
コンプレッションとゲートリバーブ効きまくりの
ファンキーなLinnDrum系のリズムに、ファットな
シンセベースの音炸裂の1枚で、80'sエレクトロサウンドが
好きな方にはたまらない内容だと思います。
しかも、その路線を13曲も収録、お腹一杯になりますよ。
アルバム全体のカラーに合わせつつ、
スローでメローなナンバーを数曲含めたり、
Giorgio Moroderっぽい70'sテクノよりのナンバーも数曲有ったり等、
80's USディスコワンパターンなノリと言う訳では無い
内容で、リスナーを飽きさせない工夫をしています。
特に、自身で打ち込みをされる方等は、本作は良い参考、
インスピレーションになるハズです。
Grumは、Lady GaGaのリミックスも手がけているので、
GaGaの作品を収集されているファンでしたら、もしかしたら
既にGrumの曲が自分のiTuneに入っているかも知れませんよ。
BadRomanceのGrumリミックス等、最高ですし、。
本作を聴いていたら、フレンチでは無くUKものって事で
かなり昔に、Aphex Twins のRichard.D.Jamesのレーベル、
Reflex から作品を出していた、この路線の80'sエレクトロ
サウンドリバイバルの先駆者的な存在だったと思われる
DMXkrew を、かなり久しぶりに聴きたくなりました。
最近の作品の中では、リピートで聴きたい印象に残る箇所が
かなり多かった作品で、80'sエレクトロ好きにオススメいたします。