この本は以下に該当する人にしか薦められない。
1. (大学の単位取得など)学術的に統計学の基本を学習する必要がある人
(ビジネスで「使いたい」人向けではない、ということです)
2. 高校レベルの統計の公式は(なんとなくでも)覚えている、または出てきても抵抗がない
3. 一般的な学校の教科書に抵抗があり、かつ、この本の構成(ノリ)が好きな人
気軽に読めるのは最初の2〜3章くらいまでで、中盤以降は公式との格闘になる。中盤以降は説明が公式中心で展開されるので、先の章に進むためにそれまでの章の内容を公式の暗記を含めて理解しなければならない。その割に理解を深めるための練習問題は少ないので、結局公式の暗記を粛々とするハメになる。それならばこの本より安価な普通のテキストで十分である。
私は基本的に「使いたい」人なのでこの本はキーワードを拾う程度に流し読みで済ませ、今は別のテキストを使って学習しています。
出来の悪い本だとは思いませんが、内容紹介や過去のレビューと実際の内容には隔たりがあり、それらは凡そこのテキストで学習した人が書いたものとは思えません。「過去に挫折した経験のある方」を対象にしているようですが、その大半はこのテキストでも挫折してしまうでしょう。「宣伝」により読み手(購入者)のミスリードを招いているので注意喚起の意味もあり星2つです。