ブルーノート移籍作である本作、まず驚いたのが参加メンバー。R.ブレッカー,T.スコット,K.ウェイラム,B.シェパード,A.ラボリエルJr.,V.カリウタ,D.ウェックル等々。今迄彼の作品には縁の無かったパーソネルがズラリ!曲自体も打ち込みを廃して、バンドサウンドオンリーで勝負しているのも、彼の作品としては異色であります。ホーン隊との快感ユニゾンプレイがビシッと決まる#4を含む最初の数曲は、これまでのローバーサウンド(どちらかと言うとヴァーブ時代の曲調です)ですが、Vo.ナンバーを挟んで、#5は何と4ビート!曲もミキシングも往年のビバップを彷彿とさせる出来で、この曲の彼のピアノのプレイを、アーティストを伏せて聴いたら、ローバーと分かる人は居ないかも!#7もブルーノートのハードバップの作品の曲調そのものですが、ソロを生ピアノとローズでプレイしている所は彼ならではですね。もう一曲のVo.ナンバーである#8を挟んで、再びいつもの曲調に戻りますが、前述したように、ノープログラミングの為、新鮮でシャープな印象を受けます。H.ロウズのプレイが聞ける#11もイイ感じです。全体的にホーンが効果的に使われたアルバムで、今迄の作品から少し(かなり?)路線変更した作品なので、最近の彼の作品をややマンネリ気味に感じていた方や、前作「FLIPSIDE」にやや違和感を覚えた方にも、是非聴いて貰いたい作品だと思います。ストリングスを使って、美しく雄大な曲に仕上がった#1に、個人的にはシビれました♪