出版社/著者からの内容紹介 【今号の特集】
「在庫最適化のサプライチェーン」
在庫管理の教科書を開くと、理路整然としたワークフローが描かれており、この手順に従えば、何の問題もなく処理できるように思えます。実際、マネジメント・サイエンスは、ロジスティックスに始まり、在庫、生産、需要予測など、サプライチェーンを構成する要素について長年研究してきました。物流、小売りを含めて、サービス産業が経済の牽引車であると世界的にいわれていますが、セブン-イレブンなどの先端的サービス企業はごくわずかです。その原因の一つが「サービスの未科学」ではないでしょうか。サプライチェーンの川下における非効率なども、ここに起因していると考えられます。たしかに人間の手による仕事が多く、またそれがバリュー・プロポジションを左右するとはいえ、このような人間的な理由をいかに効果的に減らすことができるのかこそ、マネジメント・サイエンスの大きな命題の一つです。サービスはもっと科学されるべきです。
【特集1と特集2】SCMのベスト・プラクティスを紹介します。ワールプールの事例は『プロジェクトX』のごとく、サプライチェーン改革に携わったことがある人ならばうなずくことが多いはずです。特集2のスペインのアパレルメーカー、ザラの事例は、かつてベネトンが脚光を浴びた時のことを思い出させます。
【特集3】2004年度のマッキンゼー賞銀賞論文です。本稿で提示されている解に目新しさは感じられませんが、珍しく失敗事例が豊富です。
【特集4】他社とのコラボレーションにおいて、過度に効率化を追及することの弊害に納得。
【特集5】トヨタとホンダの事例は耳タコですが、ビッグ・スリーの斜陽物語は久しぶりに新鮮です。
【特集6】「パートナーシップ・モデル」というツールは、実際に試してみると案外使えそうな気がします。相手との能力差のみならず、温度差をチェック・リストで把握したうえで、パートナーシップの深さを変える。
この雑誌について
ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー誌とは
1923年、ハーバード・ビジネス・スクールが創刊した全世界で37万人が講読しているマネジメント誌の最高峰であるハーバード・ビジネス・レビュー誌と全面提携した、日本で唯一の総合マネジメント誌です。ビジネスの変化とマネジメントの未来をリアルに解説するダイナミックな記事は、学習意欲の高い経営幹部から若手ビジネスマンに至るまでの「知的強化書」として圧倒的な支持を得ています。
ビジネス・プロフェッショナルの基本条件である、
(1) 戦略立案力(Planning St