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目の前に現れる死体、お金にもならないのにどうしようもなく巻き込まれて
ゆくウォーショースキー、相変わらず彼女を心配し、傷を縫い合わせるロテ
ィ、よそよそしいマリ、等々、馴染みの登場人物たちは健在です。ウォーショ
ースキーは、お金にもならない事件に奔走する、果てには刑務所にまで入って
しまう。正当ハードボイルド的に謎が解かれて(つまり、体当たりで)ゆく、ストーリーテリングも冴えています。
はじめて読む人も、久々の人にもお勧めです。
友人の記者マリがテレビのレポーターに転じ、招かれたパーティーで何とも形容し難い距離感を覚えて帰宅する途中、路上で瀕死の女性を見つけたことから、ヴィクは事件の渦に巻き込まれてしまう。女性が収監されていた刑務所を巡る不正を、陰謀によってヴィク自身もその施設に収監されながら暴く…
初期の“体当たり”ぶりが帰って来た感である!!
刑務所を民間が管理するというまだ日本では想像を絶する設定ですが、刑務所内の出来事など、これが本当なら日本の刑務所は天国だろうな、と思われます。
秋の夜長にぴったり、楽しめる長編ですが、結末がなんだかいまひとつすかっと懲悪になりきれてないので、リアルとも言えますが☆ひとつマイナスです。
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