収録作5編のうち、注目作は2編。伊坂幸太郎「Weather」と小路幸也「幸せな死神」。
伊坂さんの作品は、主人公の友人で学生時代から度の過ぎる女遊びを続けてきた男が結婚することになるが、
その彼の不審な行動が意味することは?? という感じのミステリ仕立て。
しかし残念ながら、クライマックス前にオチがわかってしまいました。
まあ、いい話ではあるのですが。
また、伊坂さんの代表短編集ともいえる「死神の精度」を承知で同じく死神を扱った小路さんの作品ですが、
残念ながら短すぎて思い入れが弱く、展開ばかりが早すぎてカタルシスが生まれませんでした。
ほかの3編にはHapppyとは言い難い設定のものもあり、
悪くはないけれど人に薦められるほどの作品集でもないかと。