昨年春にアルバム「Somewhere Else」を発表後、間もなく翌年に新作をリリースすると宣言、更に2枚組みであることが明らかになって−1枚は流れに沿ったギャップレスアルバム(このアルバム)、もう1枚はできることをできる限りやったバラエティに富むものとなった。
先行予約者には素晴らしいアートワークが堪能できるパッケージで届け、更にはリリース前の無料(!)ダウンロード決行、現在ツアー中のほぼ全公演をダウンロード配信(オフィシャルサイトより1公演約1500円で購入可能)と、レコード会社のしがらみがない分ネットを最大限に活用したのは、「Marbles」の時よりも進んでいる。
このVol.1に限って言えば、いい意味での心地良さで聴き続けることができるのが特徴かと思う。深みを増したヴォーカル・絶妙なギターワークは、これがある限り、ファンであり続けるだろうと思わせてしまう。但し、キーボード(シンセ)にせっかくのギターが紛れてしまうことがあるので、星1つ減。
シリアスなものを題材にすることが多い中、今回は、Happiness is not at the end of the road, Happiness IS the road (意訳すれば、幸福が人生の目的ではない、生きているこの時が幸福だ)とタイトル曲で歌われるように、ロードムービーや車窓に流れる景色を眺めるように穏やかに聴け、かつ深く追っていくことができる。よく例えられるように、Pink Floyd (特にRogerが抜けたラスト2枚)が好きな方なら、是非購入をお進めする。