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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
全ての乙女回路を持つ男子に,
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レビュー対象商品: HURTLESS/HURTFUL (MF文庫 J し 2-7) (文庫)
本気を出した時の清水マリコが描く女の子は、可愛い。何か特筆すべきものがあるわけじゃないのに、無性に惹かれる。そう思う人にこそ、この物語は突き刺さる。無骨な鉄で出来た工業地帯に佇む、 柔らかくて、砂糖菓子みたいな女の子。華奢な肢体とは不釣合いに成長した胸。綺麗なものへの憧れと、 それに相反する醜悪な欲望。「男らしい」こととは。……嘘三部作の時は曖昧模糊として掴みどころが ないままだった(それが持ち味でもあったわけだけど)イメージが、それなりに確固とした形をとって 伝わってきた、気がする。且つ、あの独特の空気も失っていなくて、よござんした。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
河口にて,
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レビュー対象商品: HURTLESS/HURTFUL (MF文庫 J し 2-7) (文庫)
この小説の舞台となった河口付近が青春時代の私は好きだった。いつの季節でもいつの時間でもひとり佇んでいた。海に向かっている開放的な場所というのは河口に対しての誤解だ。淡水と海水は実は交わらず、押し戻し押し返され、淀み、干上がる。そういう荒涼たる風景だ。夜に火を噴くプラントも、人などひとりもいない世界で異様に生々しく生き物のようだが、それは人などまったくこの世界にないように振る舞う生き物だ。また、この場所は戦後の土地強制収用、羽田事件、逆噴射といった記憶を持っている。押井守監督の描いた映像と同じようにこの小説はこの場所のそうした記憶の暗さを持っている。私はそういう暗さが好きだった。 話は謎解きのように進んで行く。最後に「それ」が開かれたときにずきんと鈍く重い痛みが胸に走る。自分のなかに夜の河口のような暗い水がたたえられているのを知る。それはただぽっかり明るいだけはない、生きることの豊かさなのだ。海の豊かさから押し戻され、淀み漂うようでも、実はそこは豊かな生命の床なのだ。読後にぜひ夕暮れから夜の河口へどうぞ。
5つ星のうち 3.0
佳作になりかけた感じ・・・?,
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レビュー対象商品: HURTLESS/HURTFUL (MF文庫 J し 2-7) (文庫)
私は清水マリコの作品はこれで4作目です。先に嘘シリーズを読んだのですが、今作でも懐かしい様なちょっと不思議な雰囲気は健在。 ただ、主人公とヒロインに感情移入しずらかった・・・お互い何処に惹かれたんだろう? 理由が分かるようで分かんないみたいな・・・・・・・
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