この巻から遂に王の宮殿への潜入を開始します。
潜入直後、強敵ユピーと遭遇し、早くもグループの分断を余儀なくされるゴン一行。
それでも彼らは与えられた任務を遂行する事を優先する。
そこで描かれる個々の葛藤。
そして、ゴン達とは別にゼノ・ネテロペアも潜入を開始し、そして王と対峙する・・・。
この漫画は確かに他のWJ漫画に比べると説明臭い。
だが、それが作品全体に緊迫感を与える良いスパイスになっている。
戦闘中の個々の葛藤や戦場の状況を詳細に描くには解説は必要不可欠なものではないだろうか。しかし、詳細にといっても無駄は一切省かれている。
勢いだけで誤魔化している安いバトルものの漫画とは訳が違う。
これにより、この漫画の1ページ1ページに緊張感、緊迫感を漂わせている。
作品がページを捲るよう読者を急かすのだ。
気付いたら読者はもう漫画の世界に引きずり込まれている。
乱暴な言葉で片付ける事になるが、これが天才の成せる業なのだろう。
これ程のクオリティのものを数ヶ月に一度読めるのなら、作者の休載も安いものだと私は思う。
次巻が非常に楽しみで仕方がない。