おそらくこのVOL.7は、同シリーズの他のものとは一線を画する1枚だと思います。
ここには純粋に西遊記に関する曲しか入っていません。
それから、ゴダイゴ公式盤西遊記には入っていない曲が過半数を占めているのです。
ライナーによれば、西遊記の収録曲は、ミッキー氏とタケカワ氏のチーム内コンペによって取捨選択されていたということです。
それにより選外となったタケカワさんの曲がこのCDには多数収録されています。
あるいは選択はされたものの大幅に書き換えられたガンダーラの原曲など、あっと驚く未知の曲ばかり。
これらを聴いていて思うのは、タケカワさんが当初想定していたTVドラマ『西遊記』は、堺正章さんらが演じたあの『西遊記』と少々ズレがあったのではないでしょうか?
このCDに入っている曲は、どれもみな格調高く無駄にと言ってもいいほど美しいです。
そう言えば、西遊記に採用されずソロアルバム『レナ』に収録されたという経緯を持つ『愛のフィーリング』も同じような優雅な曲ですね。
どの曲もさながらミュージカル仕立ての英語劇『西遊記』なんかにはまりそうな雰囲気を持っています。
それゆえ、公式盤とは別のもうひとつの『西遊記』として楽しめる、完成度の高い価値ある1枚です。