キムタクは、どのドラマに出ても演じるキャラがキムタクだとよく言われ
る。そのキムタクのキャラには好き嫌いもあろう。
確かに、このドラマでも久利生検事はキムタクっぽい。ではあるのだが、
このドラマの久利生検事は、非常に楽しく、なかなかフレンドリーなキャラ
になっており、いつものキムタクの感じが少し鼻につくと思う人にも受け入
れられやすいのではないだろうか。
こうしたジャンルのドラマで、主人公を変に偽悪的なキャラ設定にするド
ラマも見受けられ、そういったものを見るとかえって白々しい思いがするが、
このドラマの久利生検事のキャラにはかなり好感が持てる。
もちろん、他の脇役のキャラもコミカルで見ていて楽しい。
それから、キムタクが出るドラマは、恋愛を中心にしたものも多いが、こ
のドラマはれっきとした検事もので、むしろ男性が見て楽しめると思う。言
ってみれば、踊る大捜査線の検事版に思える。
自分は、検事の日常的な仕事の一端をこのドラマで初めて知った。警察署
に青島刑事はいないように、また、科学捜査研究所に榊マリコはいないよう
に、実際の検事の業務で、久利生検事と同じようなやり方で仕事をする検事
はありえないだろう。それでも、実際の検察官たちも多かれ少なかれ久利生
検事のような、真実を追究することへのアツい思いがあるのだと思う。東京
地検特捜部などがよく政治家の汚職を摘発したりするが、その裏には久利生
のような思いを持った検事たちがたくさんいるんだろうなと想像した。
また、音楽がすごくいい。作曲は「王様のレストラン」などを手がけた服
部隆之によるもので、オーケストラによる爽快な曲に仕上がっており、BGM
が流れると気分が高揚してくる。
HEROのシリーズ第2弾を是非期待したい。