メイキング作品ではなく、若手ドキュメンタリスト(封入解説での肩書き)のガン・ルー監督・撮影による撮影現場のドキュメンタリー作品。
画質、音質は決して悪くはありませんがそれなりです。
ですが、カメラワークやカットに工夫がこらされており、飽きずに一気に見ることができました。
本作で最も印象深いのは、チャン・イーモウ監督の真摯な創作姿勢であり、彼が人生の一時期の全てを捧げる気概で取り組んだことが伝わってきます。
他には、宿舎でなごむ素の表情(チャン・ツィイーがかわいい)と、実際の軍人を起用した秦軍への演技指導が印象深かったです。
しかしながら、あくまで撮影現場でのドキュメンタリーですので、撮影現場に居なかった”『マトリックス』の CG スタッフ”は登場しませんし、”衣装デザインワダエミの職人芸(=デザイン工程や服飾作業)”も写りません。(ワダエミさん自身は写ります)
従いまして、「このように撮影して、このようにCG加工して、こういう風に完成した」といったメイキング過程を期待すると肩透かしをくらいます。
本作を見ても大きなネタバレはありませんので、映画を観る前に見ても支障はないように思えました。強いて言えば「役者編」の冒頭、ジェット・リーの出演シーンがネタバレかもしれません。
ちなみに映像特典は劇場予告編2編、こちらは高画質でした。