~劇場で3度観て3度泣いた。最初は一人、2度目は妻と、3度目は友人夫妻と。
加えて異なる友人夫妻も観に行ったそうで、反応は様々。
私と妻は顔をぐしゃぐしゃにして泣いた。一組は「難しい」もう一組は「あざとい」という感想であった。両方の感想は確かに否定するものではない。しかし。
少なくとも同じ感性を持った人間を伴侶としたことをそのとき確~~かに喜ばしく思った。
その男~から愛着を持って接していた私にとって、確かに過剰と言える感情的な演出や周辺の饒舌な台詞など、違和感を感じる部分は多々あったにせよ、
北野的作品固有のフォームと普遍的エンタテイメントのバランスという点では、「ソナチネ」の作家としての成熟と未熟な部分が奇跡的な完成度を生み出したということと、全く比肩しう~~ると考える。
また、それまで多少違和感を感じていた久石譲とのコラボレイトも、今回は映画を感動的なものにすることに一役買っている。
某紙で「我々は常に「ソナチネ」がどうリミックスされてくるかを待ち望んでいるのだ」とあったが、まさにその通り。もはや異なる作風や演出などいらない。
そんな意味で「HANA-BI」は当時一つの回答であったのは間違いな~~い。~