本書は、筆者の過去の論文を「マネジャーの仕事」「戦略」「組織」を
3部構成にまとめ、巻末に筆者インタビューも掲載されている。
第1部ではマネジャーの職務を再定義した上で
マネジャーの果たすべき役割について述べている。
第2部では「戦略クラフティング」という言葉に代表されるように
実践と戦略立案との不可分性について述べられている。
また、本書ではMBAに代表される「左脳中心」の経営戦略に対する警告が
随所に見られる。
そして、「右脳による経営」「見えないリーダーシップ」「参加型リーダー」等
についても重視しており、日本人には特に受け入れられやすいと思う。
内容的にも、オーケストラの指揮者等、少し変わったマネジャーの話も
盛り込まれており、堅苦しくなく興味を持って読めました。
ただ、第3部の組織については、前2部ほどの
インパクトは感じられなかったので星4つとしました。
基本的に過去の論文の掲載なので、前2部を読むだけで
十分だと思いますし、それだけでも購入する価値はあると思います。