2011年10月4日リリース。プロデューサーはジョン・バーク。ジョージ・ベンソンが久々にギターで勝負してきたアルバムである。曲目にはビートルズの『I Want to Hold Your Hand』やジョン・コルトレーンの『Naima』も含まれていて、聴かずにはいられないアルバムだ。
ジョージ・ベンソンのミュージシャンとしてのスタートは、8歳の時でピッツバーグのR&Bグループでのギタリストとしてだった。そしてご存知のようにエレクトリック・マイルスの中でジョン・マクラフリンより前、最初にギタリストとしてマイルスのバンドに参加したのがジョージ・ベンソンであるからして、ギタリストとしては最高位に位置する人なのだ。 その腕は、ボーカリストとしても有名になった今も一向に衰えていないのが嬉しい。何しろ聴いていてジョージ・ベンソン自身が楽しんでいるのがよく分かる。
特に『Naima』が素晴らしい。ギターが様々な表情を付けながら奏でられ、ベンソンの変幻自在のボーカルと重なる。
ぼくは『歌』のアルバムとしてのジョージ・ベンソンの最高傑作は、『Irreplaceable』だと思っている。そして自分がジャズ・ギタリストとしてだけ活動していた昔を思い出しつつ、愛機Ibanez GB10 Signature Model及びIbanez GB200 Signature Modelを駆使しての本作『ギター・マン』は、また別の音楽的人格を見せてくれる傑作だ。