第二次大戦中ドイツ軍に、「パンツアー(戦車)」が冠についた将官が3人いた。これは尊敬と畏敬の念をこめた称号だ。「パンツアー・シュルツ」「パンツアー・グラーフ」 そして、本書の”パンツアー・マイヤー”である。第12SS戦車師団「ヒトラー・ユーゲント」の連隊長であった彼はまさに指揮官中の指揮官だ。常に戦闘の先頭にたち、ひるむことなく兵達を統率した。それはヴィット師団長が戦死したのち、カーンの攻防戦(ファレーズ・ポケット)でいかんなく発揮される。連合軍もかれの指揮戦闘力は高く評価している。又、本書は歴史書としても価値があり、戦争という極限体験での人間の半生として、まさに一読の価値は充分にある。