エルトン・ジョンのベスト・アルバムもいろいろと発売されていますが、比較的これが一番上手く選曲されているのではないかと思います。
その中で一番お気に入りの『僕の歌は君の歌』について少し述べさせて頂きます。
1970年の発売ですから37年前の曲となりましたが、今でも耳にする機会があるということは「永遠の名曲」ということでしょうか。
エルトン・ジョンは、最高のメロディ・メイカーでしたね。まだ「シンガー・ソングライター」という言葉が市民権を得ていない1970年代のイギリスを代表するミュージシャンでした。
当時は、ビートルズの音楽が『アビーロード』のアルバムをラストに少しずつ、翳りを見せ、ブリティッシュ・ロックと言われるものが台頭してきた時代でした。
プログレ系のロック・バンドのキング・クリムゾンのオーディションにエルトン・ジョンが落とされたという逸話が残っている時代の頃です。
「僕の歌は君の歌」は、最初のヒット・ナンバーで最高のラヴ・ソングです。
その音楽は限りなく美しく、歌詞はとても優しさに溢れています。彼のピアノの前奏も印象的ですが、その後に続くとてもソフトなヴォーカルは、癒しの力を秘めています。今聴いても、全然古さを感じさせません。「永遠のポップス」の名に恥じない名曲です。
ジョン・レノンは、彼の歌声を聴いて「彼の『僕の歌は君の歌』をきいた時、エルトンをビートルズ出現以来の最も新鮮な出来事」と評していることから、その実力が伺えると思います。先見の明という諺を思い浮かべました。
本当に大好きな曲です。21世紀に残る名曲ですね。