現状でGreasemonkeyの日本語文献は他になく,この本はそれだけでも非常に価値の高いものです。
文章はわかりやすくて,できるだけ優しく書こうとした著者の心遣いが伝わります。説明している内容も難解ではないので,少しJavascriptをかじったことのあるユーザならばすんなり読めてしまうでしょう。Greasemonkey専用の関数の説明は参考になりました。TipsやExampleもよくできています。
しかし,この本を読んで「自分もGreasemonkeyスクリプトを書いてみよう!」となれば,まだ情報が足りないことに気づかされます。それはGreasemonkeyの内部的な動作の仕組みにまではこの本は踏み込んでいないことに一因があると思います。
入門的な要素で多くのページ数を割かなければならないため致し方ないことかもしれませんが,さらに細かくてマニアックな情報も載っていればより良いという印象を持ちました。