グラント・グリーン(g)ユセフ・ラティーフ(ts)ジャック・マクダフ(org)
アル・ヘアウッド(ds)
1961年録音のグリーン初期作品で、僕が最も好きなグリーンの作品だ。良い意味で本当に
シンプル・イズ・ベストって言葉がとても似合う内容。迫力のあるダイナミックさやイン
パクトには欠けるが、そのぶん飽きないというか、毎回聞いてて不思議に思うが、本当に
飽きがこないんだよな。
わかりやすいほど、わかりやすいノリの[1]や、お馴染みの[2]も深みにはまるほどディープ
な名演だが、不思議と虚無感や嫌味がなく、スーッと世界に入れるから不思議だ。
ブルージーなノリを、しみじみ味わう[3]もいいし、やはり安らぎをくれる[4]なんかは格別
の出来だ。この曲には何度救われたことか。。。
グリーンとマクダフが和みながら語り合うような親愛の情を感じさせる演奏だ。そして
グラント・グリーンというギタリストの魅力、エッセンスがたっぷり詰まってる1曲でもある
な。超絶技巧はない、派手さや華やかさもない、だが後から後から、じわじわとほんわり
温かさがやってくる。それが彼の最大の魅力だ。
この一枚は誰にでも薦められるな、そしてこの一枚を嫌いになる人はいないと思う。