基本的には、まぁまぁ良く書けた佳作という感じです。
しかしながら、(著者の責任ではないけれども)Xperia等の実機が発売される前の本であり、内容に古い部分が見られます。そのせいかどうかは知りませんが、カメラに関する記述が全くないのも残念です。今となっては買う価値があるかどうかは疑問です。
また一部で、Javaのフィールド(メンバ変数)を「グローバル変数」と書いたり(複数箇所)、float変数を != 演算子で比較するなど(複数箇所)している箇所があります。内容として致命的ではないものの、著者の基礎知識に若干不安を覚える部分があります。
情報が少ない時代に探り探り情報を集めて書いた本という感じがします。確かに、著者が「はじめに」で書いているとおり、「教科書的なお行儀の良い本ではなく、実際に開発の現場で直面した問題を、開発者の立場で解決していった履歴」ということでしょう。それを良いと考えるかどうかは読者の価値観次第かと思います。