日経コンピュータに複数号に渡って掲載された記事を再編集したもの。
有名企業でありながら、その情報をあまり開示しない会社。日経コンピ
ュータは、その会社に正面から取材を申し込み、グーグル関係者、約3
0人の「生の声」を拾った。
検索アルゴリズムの改良頻度は1年間に400回を越える
−ウディ・マンバー副社長−(P33)
どんな変更にも必ず副作用がある。一つ機能を足したら、
何か一つ削るくらいの方針で改善している。
−原田昌紀氏−(P40)
電子メールのアーキテクチャは郵便のメタファ。基本的には
40年前に生まれたものだ。確かに使い慣れているが、それ
が最適なコミュニケーションとは限らない。
−グレッグ・ダレサンドラ氏−(P74)
ウリは、この「生の声」である。
日経コンピュータの十八番である、分かり易いまとめ方は評価できる。
しかし、章と章のつながりが悪い。原因は、重複感、不揃い感だ。複数
執筆者の雑誌に掲載された元原稿に、なるべく手を加えないという編集
方針だったのだろうか..
雑誌の読者と本の読者は違う。そのことを知らないわけでもあるまいに。