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子どもが眠る前のひとときにおあつらえむきの本といえるだろう。『Goodnight Moon』(邦題『おやすみなさいおつきさま』)は、これから眠りにつこうとしている(というより、まだ眠りたくなくて時間を稼いでいる)子ウサギのおやすみのあいさつを短い詩にしたものだ。子ウサギは目に入るものすべてに、そして声の届くところにあるものすべてに「おやすみ」を言う。「静かにしなさい、とそっとささやいているおばあさん」にも。クレメント・ハードの絵はシンプルで印象的だ。ページをめくると、白黒の小さな絵と、見開きいっぱいに鮮やかな色が広がる子ウサギの部屋の絵が交互に現れる。
本の中で子ウサギが呼びかけているもの全部を絵の中に見つける遊びをすると、寝る前のひとときが一段と楽しくなる。繰り返し登場する小さなネズミはちょっと手ごわいが、子ウサギのおやすみの詩は、最後には小さなささやきに変わっている。夜の訪れとともに絵のトーンも暗くなる。最後のページをめくるころ、子どもはきっと、眠そうな笑顔と少なくとも1度や2度のあくびを見せてくれることだろう。
『英語ペラペラキッズ(だけにじゃもったいない)ブックス』 より
60年以上前からたくさんの子どもたちを眠りにさそった、クラシックなベッドタイムストーリー。子どもの本棚には必ず置かれているマーガレット・ワイズ・ブラウンの代表作だ。深緑色の部屋に子ウサギが1匹、ベッドのなかで眠りにつこうとしている。
絵や椅子、浮かぶ風船など部屋にあるすべてのものへ、順番に「おやすみなさい」と告げていく。"KittensにMittens""House にMouse"といったおだかやかなライム(韻)を取り入れつつ、お部屋の物たちもひとつずつ眠りにつく。
子どもといっしょに眠りにつくものを順番に探すのも楽しい。ページをめくるごとに窓の外で少しずつ動く月は、子ウサギをやさしく見守っているようだ。(と)
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