Christian McbrideのBigBand作品です。ここのところBigBandだったり、オーケストラと共演だったりと大所帯での演奏がとっても流行っている印象です。
Christian Mcbrideのリーダー作って、もしかしたら2006年の"Live at Tonic"以来かもしれません。 参加作は多数買ってますが。。
大所帯のアルバムではメンツは割愛です。割愛しますが、知った名前が多く入っているので、この辺はワンタイムバンドながら、人望の厚さがこういう人選を可能にしたんだろうなと思わせます。
演奏曲は以下の通り。オリジナルが6曲とその他が5曲の全部で11曲となります。
1 Shake'n Blake
2 Broadway
3 Brother Mister
4 When I Fall In Love
5 Science Fiction
6 The Shade Of The Cedar Tree
7 The More I See You
8 I Should Care
9 A Taste Of Honey
10 Bluesin’ In Alphabet City
11 In A Hurry
端正で均整のとれたビッグバンドサウンドは、スリリングな演奏という感じは希薄ぎみではありますが安心感のある演奏で、悠然と聴いていられる感じです。
それが、楽しいかと言われると微妙なところもありますが、それでも完成度の高い演奏はそれなりに満足感のあるものにはなっていると思います。
サウンドとしては一聴古いスタイルに則ったように感じるものがあり、途中2〜3曲に女性ボーカルが入るところも古いスタイルを彷彿とさせるものになっていますかねぇ。
が、ハーモニーとか、情景を想起させるようなアンサンブルとか、いくらか現代ビッグバンドとしての音作り(アレンジ)を感じる部分もあります。
ただ、スタイル的には往年のとはいっても、音自体はタイトに乾いた音で奏でられていて、これが現代ぽさを引き出しているところはあると思います。
このタイトさはドラムの音がそっち系であることに起因する部分も大きいとは思いますが、ホーンもピャッピャッと歯切れのよい音で演っているので、全体としても歯切れのよい音で統一されているとも言えますか。
つまるところ、現代的な音で往年のアレンジを奏で、往年のビッグバンドサウンドをリスペクトしたような演奏ってことになるんでしょうか..
そのアレンジはChristian Mcbride自身が担当しているとのことですが、Sci-Fiとか先鋭的なアプローチまでいろいろ経験した中で、今は伝統に則ったスタイルでの演奏を深化させていきたい時期なんでしょうかね。
全体に録音レベルが低く抑えられており、イヤホンで他のアルバムと並べて聴いていると、その(他のアルバムとの録音)レベルの差に驚きますが、これはベースの音を際立たせるための技なのかなぁとか考えてみたり。。