2009年スタートの新シリーズ最大のヒット作の「学園青春ミュージカル」。
この完成度は只事ではありません。とにかく面白い。
ストーリーはいたってシンプル。
オハイオ州のとある高校のグリークラブ(言ってみれば合唱部ですね)に集まった訳ありの生徒たちが
顧問の教師に励まされて全国大会を目指すのだが…というもの。
基本はコメディですが:
(高校生たちが中心の「学園ドラマ」)と(教師たちが中心の「人間ドラマ」)この両者がほぼ同等に描かれています。
この二つのラインを無理なく結びつけているのが「歌とダンス」なのです。
具体的には曲のチョイスやアレンジがとにかくおみごと。
クイーンやジャーニーといった80sのヒットナンバー(クラブの顧問教師の趣味)やビヨンセ、A・ワインハウス、ダフィーといった
「今が旬」のアーチスト達の楽曲、そしてここぞという場面ではクラシカルなミュージカルナンバーなどが展開されて音楽&ショーの魅力が全開です。
それにしても集められたメンバーの個性と才能には圧倒されること間違いなし。
基本的に全員「歌える」人材ばかり(おかげでとても高校生には見えなかったりしますが)。
人種も境遇も抱える悩みも様々なメンバーたちが歌とダンスを通じて一つの目標に向かって進む展開は
王道ではありますが躍動感に溢れております。
すごいなぁと思わされるのは「学園ミュージカル・コメディ」の形式を利用しつつ、結構シビアな問題提起がビシバシとなされているところ。
それは例えば同性愛のことであったり人種や障害のことだったりするのですが無理なく物語に盛り込まれています。
それでいて、ともすれば甘くなりがちな物語を強烈な個性の毒舌キャラ
(チアリーディング部コーチ、スー・シルベスター最高!)を配するなど細部にわたって抜かりはありません。
とにかく見れば一緒に歌って踊りたくなること間違いなし。
そしてこんなものがTVで普通に放映されている事実に改めてアメリカのショウビジネスの厚みと凄味を感じずにはいられなくなると思います。
絶対おすすめの新ドラマシリーズです。
さて、第一シーズンの終了に合わせてDVDは2つのパターンで発売されるようです。
Glee: Season 1 V.2: Road to Regionals (3pc) (Ws) [DVD] [Import]
Glee: Season 1 (7pc) (Ws Sub Ac3 Dol) [DVD] [Import]