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37 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
単語は易しい。内容は深い。,
By
レビュー対象商品: The Giver (Readers Circle (Laurel-Leaf)) (マスマーケット)
日本語訳が出たばかりのころたまたま表紙に惹かれて読んだ。もう10年以上前になるが、読後の衝撃は今でも鮮明に覚えている。今回、その表紙に再会して、迷わず原文にチャレンジしてしまった。ジュブナイルだから、使われている単語や文章自体はそれほど難しくない。高校程度の英語力で十分読めると思う。しかし、物語を通して著者が問いかけていることの重みは、大人になった今でも変わらない。いや、このコミュニティを成立させる理屈もなんとなくわかってしまうようになった(かといって肯定するわけではないけれども)今は、もっともっと重いかもしれない。その理屈に対抗するため、ギバーとジョナスがとった方法に、今回なぜか涙が止まらなかった。 今回英語で再読しながら自分でも翻訳してみたが、シンプルな単語ほど難しい・・・。日本語版の言葉がいかに素晴らしかったか改めて気付いた。絶版になってしまったと聞いた気もするが、各地の図書館等にはまだ置いてあると思うので、興味のある方はそちらも見てみてください。
25 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
けっこう衝撃的な本でした,
By ag - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: The Giver (Readers Circle (Laurel-Leaf)) (マスマーケット)
天候を含め、全てがコントロールされた世界には、痛みも苦しみも深い悲しみもない。 一見理想的に思えるこの世界には、だがしかし心からの喜びも幸せも存在しない。 過去の記憶を受け継ぐものとして選ばれた主人公ジョナスは、 そこに何にもかえがたい「愛」が欠如していることに気付いてしまう。 この本を読んでいる時、手にちょっとした怪我をしました。
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
まるで映画のような展開!,
レビュー対象商品: The Giver (Readers Circle (Laurel-Leaf)) (マスマーケット)
ある特殊な社会に住む人々。12歳になる少年が主人公。物語の序盤では、まるで北朝鮮のような社会主義国家体制のしかれた中で暮らしてるのかしらと思ってしまうほど規律が厳しい生活の話が延々と続く。しかしどうも様子がおかしい。この特殊な社会で住む人々には、言論の自由はもとより職業選択の自由もなければ、配偶者選択の自由もない。全て、社会の上層部が決定し、人々はそれに従う。不思議なのは、そのような暮らしであっても人々は幸せで平和な暮らしをおくっているかのように見えること。そして、主人公は12歳の時、この社会で選ばれし人物になった、彼のみが本当の世界について知るようになるのだ。自分の社会とは全く異なった社会を知ることで、彼の中で葛藤が生まれる...1993年の作品。180ページ弱。児童書とは思えないほどの濃い内容。主人公の年齢からして、おそらく小学生高学年用の本ではあると思うが、自分が小学生高学年の時にこんな本に出会っていたら、世界観が変わったのではないかとさえ思う。というか、日本には、こんな具体的に社会のあり方を考えさせるような児童書は皆無だとさえ思える。 この一冊の本から、ハリウッド映画が10個ぐらいできるるぐらい内容が詰まっている。話の内容、展開、そしてエンディングと、非の打ち所がない。
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