Smashing Pumpkins(すまっしんぐ ぱんぷきんず)=スマパン。
スマパンが1991年に発表したデビューアルバム。
CDの帯にも書いてあるとおり「まだグランジやオフタナティブという言葉を誰も知らなかった」時期である。
グランジやオルタナティブという言葉はブームが広がってから、後追い的に付けられた名称であるため、誰も知らなくて当たり前である。
スマパンといえば一般的にはグランジブームの一端を担っている重要バンドと位置づけられる事が多いだろう。
しかし、当の本人達はそういったカテゴライズを真っ向から否定している。
このアルバムだけを聞くと「グランジ一派じゃん」としか言いようがないかもしれないけど、スマパンの全音源を聞いてもらえれば、平均的なグランジ系バンドからはの突出したスマパンの音楽性をご理解いただけるであろう。
とはいえ、結果的にはグランジブームがあったからこそスマパンのブレイクの速度が早まった事は事実であろう。
さて、この「Gish」というデビューアルバム。
いきなりジミー・チャンバレンの強烈ドラムが炸裂する「I Am One」から幕を開ける。
僕はジミー・チャンバレンのドラミングが大好きだ。
このドラムがあるだけでもそんじょそこらのへヴィー系バンドを駆逐できる破壊力を持っている。
そしてベストアルバムに収められる事になる「Siva」へ続く。
この曲のリフは一回聞くと頭に刻み込まれる程、強烈。
この2曲だけでも大概のロックファンはスマパンに引きずりこまれる事だろう。
静と動の絡みが印象的な「Rhinoceros」。
イントロのベースとドラムの絡みだけでご馳走様的な「Bury Me」。
こういった曲の存在こそがスマパンを稀有な存在へと導く「Crush」。
等々、デビュー時点から単なるへヴィー系バンドではない幅広さの一端が垣間見える。
デビューアルバムとしては十分合格点と言える内容である。