4年ぶりとなる待望の3rdアルバム。
Strawberry Machine(以下、SM)との出会いは90年代の終り。ある雑貨屋に置かれたちいさな2曲入りカセットテープからだった。そのカセットに収録されていた『アップリケ』(日本語版)に衝撃を受け、それからインターネットが普及してくれたおかげで、スローペースながらもSMさんの活動のようすを知ることができた。08年、The Ting Tingsの『DIY精神』というフレーズをよく耳にしたが、その時からすでにSMのそのカセットテープはDIY精神にあふれていた。僕の中でabcdefg*recordは元祖DIYレーベルだと記憶している。
カセットテープを手にしたあの時からかれこれ10年。時代は20世紀から21世紀へと移り変わった。
たぶん、僕はSMやabcdefg*recordを主宰されている方達と同年代。SMオカベアキラ氏本人のとある文章からも窺い知れることができるが、90年代を共に過ごした仲間や雑誌、そして音楽には特別な思い入れがある。そしてとても恵まれていた。僕たちは、あの時代のあの瞬間を過ごすことが出来て本当によかったと思う。この作品には、そんな僕らにも楽しめる90年代のポップ感とわくわく感、そして21世紀の新しい音楽が共存している。あの時、カセットを手にしたドキドキが懐かしくもまた巡って来た。そうそう、これだ、CDを買うとはパッケージを含めてのこのかんじだと大袈裟かもしれないけどそう思った。
渋谷系とかネオ渋谷系とかよく判らないが、SM系、abcdefg*record系というジャンルがここにあるのではないだろうか。