最初に断っておきますが、本機のルート探索は高速道路が無料な国向けのアルゴリズムそのままです。高速料金の料金や乗り継ぎが一切反映されないのみならず、高速料金の案内も一切ありません。このあたりの機能が必要な方は迷わず他者製品を購入すべきでしょう。
また、ナビ任せで紙地図やガイドブックなしで済ませようという方も他機種を検討するのが良いでしょう。
ちなみに海外での利用を考えている方は、現地で購入した方が割安なことを考慮しておいた方が良いでしょう。
ただ、そのあたりを除けばベーシックな機能に徹した製品であり問題なく使えます。好き嫌いがはっきり分かれる製品でしょう。
操作は初めての方でも説明書なしで大体使えるでしょう。トリップメータの呼び出しと日本語入力が少々変わっている以外はオーソドックスです。
見た目の派手さはありませんが、地図を読める方には走行中にも見やすい画面です。ズームボタンが独立しているので頻繁に縮尺変更をする人向きです。
検索データは十分なものを持っていますが、検索の使い勝手や検索速度はいまいちですので、ガイドブック代わりに使うのには無理があります。走行中にあれこれ探すような使い方にも向いていないですね。目的地・経由地として使いそうなポイントは本体に登録されているものであっても、あらかじめお気に入りやPOIとして登録しておくと使いやすいでしょう。
音声案内は目的地100m程手前で終了しますが、その後も目的地は表示されたままですので、目的地にぴったり寄せるのは可能です。出張サービス等の業務でも十分使えるでしょう。
200ポイントの経由地指定が出来ますが、自動で作成されたルートを好みのルートに近づける目的で2〜3ポイント追加するくらいの使い方がよいでしょう。地図がある程度頭に入っている方は自動で作成されたルートに手を付けず、自動リルートによる修正に任せておくのもよいでしょう。リルートは高速な方です。ただし、適切な場所がないと10km先でUターンと平気でぬかすUターン禁止設定などは、人間の方で適切な対処をしてあげる必要はあります。そのあたりを割り切れない人には不向きでしょう。
基本的にはナビ任せな使い方より、曲がり角をうっかり通過してしまわないためのリマインダー的な使い方に向いています。そういうコンセプトの商品でしょう。
保証外ですがUUDなどのサードパーティ製地図や無料地図が充実していますので、林道走行などを楽しむ方には便利です。POIは無数といえるほど追加できるのも他機種にはないメリットです。ただ、2.5万分の1地形図が使えるとはいえ、防水やバッテリの持ちからいえば登山には使うべきではないでしょう。
GPSの感度はトップクラスとはいえ、林道などではロストがないわけではありません。もっとも、どうしても現在位置を取得したい時は、ある程度空が開けた場所でしばし停止すれば解決するする程度なので、困る程の問題ではありません。
走行ログは、それなりに綺麗なものが得られますが、無効に出来ないマップマッチングの件を含め細部ではトレッキング用GPSには見劣りします。
基本的にGarminの地図対応トレッキング用GPSから細かい機能を省いたり付け足したような機種ですので、すでにそれらをお持ちの方は購入しても損はないでしょう。