幻想、快楽、目覚め、葛藤、科学、後悔、破滅の7つの庭からなる古屋兎丸初の短編集。わたしも悪趣味だな、と思いながらも手にとってしまった。ちょっと怖いもの見たさ。やっぱり最後の破滅の庭「エミちゃん」が気になって。「エミちゃん」は8つの袋とじになっていてそれをカッターで切りながら読みすすめるようになっているもの。“人によっては不快と思われる描写があります”“各々の自発的な意思によって「エミちゃん」を読み進めてくださるよう、お願いします”の注意書き付。実際それは大袈裟でもなく、執拗な暴力描写もあって本当に不快になる。だけど目が離せなくなる。凄まじい。